「みんなはどう思ってるんだろう…」
不登校の子どもが、心の中で一番気にしていることです。
親としても、気になりますよね。あなたも、同じように感じたことはありませんか?
- 世間はどう思っているんだろう
- 不登校は悪いことなのかな
- このままで大丈夫なのかな
そんなふうに、“周りの目”を気にしてしまう親子は少なくありません。
今日は、実際の声をもとに「不登校は世間からどう見られているのか」
それを子どもがどう受け止めてしまうのかを、
元保健室の先生、不登校の親の経験からお話しします。
世間の声はひとつではありません
あるQ&Aサイトで、こんな質問がありました。
「不登校のこと、どう思いますか?」
そこには、本当にさまざまな意見がありました。
- 「学校には行くべきだ」
- 「甘えではないか」
- 「将来のことを考えた方がいい」
一方で、
- 「命を削ってまで学校に行く必要はない」
- 「不登校は悪いことではない」
- 「オンラインやフリースクールで学べばいい」
- 「心と体を壊してまで無理をしなくてもいい」という声もありました。
「不登校」についての感じ方や考え方は、人によって様々です。
だからこそ、子どもやお母さんが、「世間はどう思っているんだろう」と不安になるのも、無理のないことだと思います。
なぜ「厳しい意見」がでるのでしょうか
それには理由があります。
例えば、「本当は休みたかったけど、無理して学校に行っていた」
そんな経験をしてきた人は、
- 学校は行くもの
- 不登校はずるい
と感じやすい傾向があります。
自分ができなかったことを、誰かがしているのを見ると、複雑な気持ちになるんです。
また、不登校を身近に経験したことがない場合、
- どれだけしんどいのか
- なぜ動けないのか
を想像することが難しいこともあります。
人はどうしても、自分の経験を基準に考えてしまうものです。
だから、「甘えではないか」「頑張れば行けるのでは」という意見が出てくることもあります。
不登校は、悪いことではありません
ここで、ぜひ知っておいてほしいことがあります。
文部科学省が、「不登校は問題行動ではない」と示しています。
さらに、令和6年11月に文部科学大臣から子どもたちへ向けたメッセージも出されています。
▶ 文部科学大臣メッセージはこちら
文部科学大臣メッセージ~児童生徒のみなさんへ~
https://www.mext.go.jp/content/20241121-mxt_jidou01-000038856_1.pdf
文部科学大臣メッセージ~保護者の皆さまへ~
https://www.mext.go.jp/content/20241121-mxt_jidou01-000038856_2.pdf
公的にも、「不登校は問題行動ではない」という考えが明確に示されています。
大切なのは、子どもの命や心を守ること、学びを止めないこと。
ここでいう学びは、テストや教科の勉強だけではありません。
子どもは本来、成長したい、できるようになりたい、という力を持っています。
その力を引き出し、伸ばしていくことも大切です。
教育の目的は、その子が社会で自分らしく生きていく、ウェルビーイングの実現と向上です。
今は、フリースクール、オンラインでの学び、学校外の支援など、さまざまな選択肢も広がってきています。
また、文部科学大臣が保護者に向けて、
「お子さんが学校に行けなくなったとき、いちばんそばにいるご家族の方もとてもつらい思いをされていると思います。」
「いのちより大切なものはありません。」
「学校だけでなく、学校の外でも学びや支援を受けられるように、社会全体で支えていく。誰一人取り残されない社会を目指す。」
このようなメッセージを伝えています。
「このままで大丈夫?」と不安になるとき
とはいえ、子どもの元気がなくなり、動けなくなると
- このままどうなるんだろう
- 将来は大丈夫なんだろうか
そんな不安や焦りで、心が押しつぶされそうになりますよね。
暗闇の中にいるような気持ちになる。その気持ち、本当によくわかります。
でも、大丈夫です。
子どもには、それぞれのペース、それぞれの道があります。
私自身も、「もっと違う関わり方があったかもしれない」
そう思うことが何度もありました。
それでも、子どもは少しずつ前に進んでいきました。今は通信制高校に通い、アルバイトをしながら社会とつながっています。
その姿を見て感じたのは、子どもには、自分で立ち上がる力があるということでした。
子どもに伝えてほしいこと
もし今、「不登校ってどう思われているんだろう」
そんなふうに悩んでいる子がいたら、伝えてあげてほしいことがあります。
世の中には、いろいろな意見があります。
厳しい意見もあれば、理解してくれる意見もあります。
でも、他人の意見に、人生を決めさせる必要はありません
人生の舵を握るのは、世間でも他人でもなく、自分自身です。
学校に行けない時期があったとしても、あなたの価値がなくなることは決してありません。
親としてできる関わり方
もし、お子さんが不安を口にしたときは、すぐにアドバイスをするのではなく、気持ちに寄り添う言葉をかけてみてください。お子さんが安心することができ、回復の土台になります。
まとめ|世間より大切なもの
世間には、本当にさまざまな意見があります。
でも、子どもの人生の舵を握るのは、子ども自身です。
親の人生の舵は、親自身が握っています。
そして、子どもにとって一番大切なのは、安心できる場所があることです。
家が、その場所であってほしい。
不登校になると、
- これでいいのかな
- この先どうなるんだろう と悩みますよね。
でも、その不安を抱えているのは、あなただけではありません。私も、同じでした。
このブログでは、元保健室の先生として見てきた子どもの心と、お母さんが少し安心できる関わり方をお伝えしています。
一緒に、子どもの気持ちを理解しながら、親子が安心して過ごせる方法を探っていきましょう。
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